2010/08/12

占いにハマる女たち(長編スペクタクル)

ケータイサイトだと会えるみたいです↑


本っぽいタイトルですね~。

出版化希望(嘘)


占い、好きですか?


あたしは、好きです。
好きっていうか、大好きだよ!
だから占いにハマる女性をDisるエントリーじゃないのでお間違いなく。

しかしつくづく、
占いと上手に付き合うのって非常に難しいよね、
ってはよく思うのね。

何故かというと世の中には、


本当に見えている人がいるからだよ!


そんな人に運悪く当っちゃって、
更に運悪くそいつがデリカシーに欠ける場合、
案外ひどい目にあう事もあるってことよ。

だって大抵人生山あり谷ありな訳だから、
そんな薔薇色の人生とか言われるはずも無いわけで、
聞いちゃったけどどうすんのコレ?
みたいな結果に陥る事もしばしば。



こんなことがありました。



そうね、かれこれ15年くらい前かしら。
当時勤めていたオフィスでスゴイ占い師が居る!
ってことで話題になってて、
みんなこぞって行ってたんですよ、その人のとこに。

もちろん、あたしも行ったさ。
薄給だったのに万札握りしめてね。

当時のあたしはと言いますと、
3ヶ月くらい前に付き合ってたモデルの男にフラれ、
夢見るシングルガールだったわけ。
そんでその前彼とは何故か友好関係が続いていて、

「男女間にも友情って成立するんだ!」

とか思ってた訳なのね。

注:今ではこの件に関しては完全否定派に成り下がりました


そこは池袋の雑居ビルの中だったわ。
30歳くらいのスーツ着たお兄さん。
それまで普通にサラリーマンしてたんだけど、
回りの人の考えてることが全て分かってしまうので、
心を病んでいた人生だったそうで。
そこでこの力を人の為に役立てたい!
という崇高な志しで占い師に転職されたばっかりとのこと。

制限時間は30分。
料金は15,000円。


高っっっ!!!


でも、よかったの。


未来が知りたかったの!!!
(明るいヤツ限定で)


始まるなり彼はこう言った。


占い師:
あのー、以前付き合ってた男性とまだ交流ありますね?

あたし:
はい、友だちですけど。

占い師:
今すぐ縁を切ってください。

あたし:
はい???

占い師:
この人ね、女の人いますよ。
というか、あなたと付き合ってた頃からいます、女性が。




あたしね、当時この前彼と非常にいい関係だったんですよ。
別れた方がいい関係になれたね、っていう感じの。
しかも大分前彼のこと信用してたので、
そんなこと有り得る訳ねぇだろこのボケ!
って感じな訳です、あたしとしては。

この時点で沸点まで60%ってくらいにご機嫌ななめ。

そんなあたしに構わず喋り続ける占い師。


占い師:
次付き合う人はね、もうすぐそこに来てます。
2ヶ月以内に出会いますよ。
そうだなぁ、タイプとしては例えば、
二人でコンサートに行こうとなった時、
「チケット取っておいて」
というような人です。

あたし:
(ぜんぜんわかんねーよ)

占い師:
で、その彼とはあなたが29歳の時に、
結婚か、子どものことが原因で別れます。

あたし:

(別れるんかい!!!)


占い師:
その後割と投げやりになっちゃって、
別の人とすぐ結婚しますね。
それで35歳くらいで離婚します。


あたし:

(離婚かい!!!)



っていうか...。


何その絵に描いたような不幸な人生。


あたしか知りたかったのはそんなんじゃない。
分かるだろオマエ。

この辺りで沸点超えかけてたんだけど、
そんなタイミングでタイマーのベルが鳴りまして。
ジリリーンと。


終了...。





なんなの...。




半ばボーゼンとしているあたしに占い師は、
人生って誰しもこんな感じなんで、
受動的に生きてるとこの先10年こういうストーリーなんですが、
能動的に切替えることで、
シナリオは入れ変わっていくのでがんばってください、
的なことを言っていた。




うるせぇよ。



あたしはさっさと玄関に向かい、
編み上げブーツの紐を手早く結び、
一刻も早くこの場所から居なくなりたい気持ちでいっぱい。

そんなあたしの背後に、
お見送りにやってきた占い師がこう言ってた。


占い師:
守護神さんが強い方だから、健康面は問題ないようですね~。

あたし:
(不機嫌な為シカト)

占い師:
メインについてるのは母方の3~4代くらい前のご先祖さまで、
40代くらいで若くして亡くなった女性ですね。

あたし:
(不機嫌な為シカト)

占い師:
その後ろにお侍さんがいますねぇ。
父方の3~4代くらい前のご先祖さまで、
いやぁ、この方、すごく大きいですね~。
当時は相当大柄だったんじゃないかなぁ~。
(心なしか悦気味)

あたし:
では、さようなら。
(バタン!)


帰りの電車で心底後悔したね。
あんな目に合う為に15,000円払って、
池袋くんだりまで出かけた自分が情けなくて涙目。

一日も早く忘れようと思っていた数日後、
前彼と共通の友人だった女の子から電話が。

「さっちゃん、
○○(前彼の名前)が、
モデルの△△と付き合ってるらしいけど知ってる?」




いえ知りません。





全然知りません。




そんなこと聞いてません。
ってか前彼があたしに嘘つくはずありません!
だってあたしたち、親友なんだから!

即効前彼に電話。




アッサリ認められちゃいました。




しかも大分前から付き合ってた模様。
要するに二又...。

あたし...。


あたし....。




だまされてたの???
(今更)




あの占い師の言ってること、
ぜんぶ本当なの???

だったら、
2ヶ月以内に彼氏できて、
29歳で別れて、
自暴自棄になってすぐ別の男と結婚して
35歳で離婚するんだあたし!!!


あたしの人生そんななんだぁ~!!!




やめてぇぇぇぇ~!!!



あたしはこの呪いを解き放つ為に、
田舎に帰った時に祖母に会いに行ったのね。
そう、帰りかけにアイツが言ってた守護神さんのことを確認するためよ!
おばばに聞いてみたんだけど、
3~4代前だとおばあちゃんのおばあちゃんの世代とかなんだけど。
おばばは「う~ん」って感じで明確な回答を得られず。

まぁね、昔って兄弟姉妹多いしね。
10人兄弟だったらイトコなんにんよ、みたいなね。
把握できなくても仕方ないよね...。

ちょっとガッカリしてたらおばばが、

「あんたのお父さんの家系なら分かるばい」

と言って押入れの奥のほうから何か出してきた。
それは興信所の報告書。
どうやら、一人娘の我が母が結婚するにあたり、
父方の家を調べたらしい。
昔は案外普通にそういうことされてたみたいだね。

古~い書類の表紙にはこう書いてある


”旭通信社 山口家 血統調査報告書”

えーっと、ってことはアレですね?
ご先祖がお侍で、
そんでもってすげーデカイ人いたらビンゴですよね?




いました。




報告書には歴代のご先祖さま方が詳しく書かれていて、
出身地、学歴、職業、性格、
家族構成、身体的特徴、ご近所の評判にいたるまで。

その中にいましたよ。
確かに4代くらい前のご先祖さまは、
なんちゃら藩(忘れた)に遣えるお侍でして、
そこにいました、ひとり。

栄さん。


注釈にこう書いてあった。
○尺○寸の超大柄と、
とにかく大きいと。




間違いねぇ...。


いつもお世話になってます...。




ああやっぱりそうなんだ。
あの占い師、見えてやがったんだ。

てことはアレだよね?
今付き合ってるコンサートのチケットは絶対取ってくれなさそうな彼、
間違いなくあの時言ってた彼っすよね?
2ヵ月後くらいに出会って付き合ったんですが。
29歳で結婚が原因で別れるんすね?





別れました...。





俺の人生に結婚は無いし、
自分のDNAを後世に残したくないという理由で。



んでまたすぐ次の彼氏ができたんだけど、
ダメだダメだ、
この人と結婚しちゃったら離婚だよ!
と呪縛の中で付き合っていたからか、


結婚>離婚


というプロセスふむこともなく、




あっさりフラれまして(爆笑)




今までスライド式で彼氏いたあたしとしては、


おいおい聞いてないよ!


って感じだったのだけど、
お陰様でシナリオがすりかえられることになったので、
まぁ結果オーライ。


いやぁ、


ほんとに、




長い長い呪縛だったなぁ...。




7年くらい???


そんなトラウマがあるもんで、
当る占い師がキライなんだけど、
だからもっぱら好きなのがホロスコープとタロット。

なんつーかこのふたつは、
ロマンがあるっていうか~。
自分も天体のひとつ、みたいな乙女チックなとことかイイね!



占い好きな女子諸君。



占いはほどほどに。



占いにすがりたい時って大抵疲れてて、
弱ってて、自分で決めれなくて、
もー誰か決めてぇぇぇ~みたいな時だから。

でもね、当るつってもさ、
どこの誰だか分かりゃしねぇ赤の他人にあーだこーだ言われて、
その通りにするってほんとアホらしくね???
てめぇの人生それでいいのか、っていうさ~。

自分で決めてないから心が固まってなくて、
だから上手くいかなくて、
それでまた占い行って決めてもらって、
そんでまた上手くいかなくてという、
負のフォーチュン・スパイラル。



ということで今日の一句。




あしたって、

わからないから、

たのしいわ。




全てを知っているのは、

お空のお星さまだけなのよ♡